えー、つい先日まで童貞でした。
27までキスもしたことがありません。
童貞でした。
しかし先日ソープへ行きまして、手を繋ぎキスをし、性交までしてまいりました。
感想を述べてまいります。
まず、よかったこと、これはとにかく女ってのは素晴らしいという事に尽きます。
若い女の体はとにかく美しい、今までこの目で見たことのない生身の女の裸にいくらでも触ってよく、陰茎を擦り付けてすら嫌な顔をされないのですから、童貞にとってはどんなに刺激的だったことがお分かりいただけますかしら。
女の肉体を抱きしめ、口づけ、体温や重み、柔らかな感触を感じることは言いようのない幸福でした。
そして悪かったことですが、
僕は相手をしてくれた娘さんの事があって数分でぞっこん好きになってしまいました。
ですが、当然相手として金を払って自分の体を買いに来た悪人にしかすぎないわけで、心が通じ合うわけもないのです。
甘美な体験と、女の美しさで僕は娘さんと一生こうしていたいと思いましたが、金を払っている間だけ許された関係にすぎず、どこまで行っても一方的な好意であるというのは途方もなく虚しいです。
体の一番奥まで許されているのに、心はびた一文許されていないわけでこれは、酷く気持ちの悪い事でした。
肉棒を突きだす度に僕は失恋しているのだということを感じました。
滑稽です。
そして、帰ってから数日経っても未だに娘さんへの思いが消えません。
呪いです。
金を払ってしか抱けず、そしていくら通っても心は明け渡してはくれないのでしょう。
僕は金持ちではない毎日でも娘さんを抱きに行きたい、もっと言えばずっと繋がって過ごしたい。
しかし財布の中身を見れば一ヶ月に一回行けるかどうかが関の山の有り様です。
辛すぎる。
娘さんを思いながら暮らす日々は拷問です。
そしてまた行けたとしても金欠という新たな拷問が、心は通じないのだという、どこまで行っても客にすぎないのだと失恋の拷問が待っているのでしょう。
というわけで、結果的にはつらいです。
時を戻せるなら限界までセンズリこいて、欲をごまかし、ソープ へは行かない方を選びます。
以上です。さようなら。