イジメでもレイプでも被害に合う人が悪いという考えってありますよね。
それについて少し思うところがあったので、書いてみます。
カンザス大学でWhat were you wearingという展示会が行われたそうです。
レイプされた人のその時の服を展示する、というものらしいです。
以下このネットでチラッと見ただけの展示を事実として扱っていきます。
もしかしたらこの展示の製作者の情報操作にはまっているか、ネットの読み流しなので情報を読み違えているだけかもしれませんけども、そうでなければ価値のある話になると思います。
展示の内容には水着やスカートなど、露出の多い服装もあるのですが、Tシャツにジーンズなど露出も少ないし色気も余り感じない服装もありました。
個人的には露出が多い服装の人やお化粧バッチリの人にムラムラしてしまうので、そんな格好の人はレイプされても仕方ないだろう、と思っていたし、性犯罪を訴える前に、露出の少ない、地味な格好をして自衛すべきだろうと思っていたのですが、この展示が示しているのは、もしかして服装はレイプと結びついていないのではないか、ということです。
イジメもイジメられる側に見た目や行動にイジメられる要因があるように思われるけれど、実はそれほど単純でなく、イジメられる人の属性は千差万別であることが、数多くのかつてイジメられていた人の告白によって示されてきたと思います。
この展示が示すようにレイプされる人もそうなのではないでしょうか?
つまりレイプされるということと露出が多く色気ムンムンである、ということにはもしかしたら関係がないのではないでしょうか?
最近のレイプや性犯罪の被害を訴え出る人に何故か美人が多いので、正直この人なら俺だって犯したいわ、と思っていました。
ですが、レイプが見た目とは関係無いのではないかということをこの展示は考えさせます。
もしかしたらTシャツにジーンズでも色気ムンムンの人だったのかも知れません。
しかし少なくとも露出がレイプと直接繋がっているわけではないのではないことには気づきます。
これはわたしには驚きでしたし、わたしと同じく、被害者が悪いと思っている人たちも知るべきではないかと思いました。
男は女に欲情するものなのだから、それを知っていて無闇に欲情させる女が悪い、という考えはとても根深いと思います。
イスラム圏のスカーフぐるぐる巻きの格好がいつから強制されているのか知りませんが、あれもこの考えに基づくものでしょう。
感情で批判しあっても、根深い歴史を持つ偏見を壊すことはなかなか難しいと感じます。
この展示のように事実に基づく明確な思い込みの破壊を積み重ねることで、性犯罪者がおかしく、被害者に罪はないという共通認識を作って行った方が、被害者の世間での受け止め方をマシにするには遠回りのようで近道だと思いました。
しかし見た目が関係無いとすれば、男はどうしたら性犯罪を、もしくは性犯罪への衝動をなくせるのでしょうね。