シグルイのラストについて

最近シグルイ読んで、ラストがムナクソ過ぎまして少し…、何故…、三重が死んだのか考えてみたのですが、

やはり三重が好いたのは、伊良子にしろ、源之助にしろ、人の心などお構いなしの汚泥のような武家社会に生まれながら自分の剣を持ってして貫き通す意志の美しさ、そこに惚れたのであり、

命ぜられ切りたくもない首を、剣の好敵手であり、自由と、誇りと、意志の美しさを意図せずも与えてくれた尊い伊良子の首を武家社会の圧力によって落とさざるをえず、

それと同時に彼自身の美しさや、誇りを切り落としてしまった源之助に失望したのでしょう。

そう考えると、スッキリと纏まっていますね。

悲しくなりましたが、とても美しく纏っている良い作品でした。

でも源之助のハッピーエンドが見たかったなぁ…。